境界性人格障害の妻からの離婚・生還 ~自分の人生を取り戻すために~

BPDの妻と結婚し自殺未遂された男の体験談と自分自身の人生を取り戻す過程を綴っていきたい。

3年目・・・

あれから2年の月日が立ち3年目になった。

傷ついた心は癒えたかと癒えない。

いや鮮明な記憶は忘却の彼方に近づいているのだが受け続けたストレスの反動なのか、たまたまそういうタイミングなのかは不明だが、心身の老化が一気に進んで活動性の著しい低下が起きている。

冷静に考えてどちらが悪かったか?とかは解らないが失ったものは大きすぎた。

松なんとか一代氏の騒動があったが、あの人がどういう診断名に成るのかは不明ではあるが、猛烈なエネルギーを持ったズレた人は年を取ってもそれが衰えるという事は余りなく、一般的な感受性を持った人の方が根負けして壊れてしまうのだろうと思う。

 

傷が深くなる前に逃げろ!

 

私はそれだけを主張したい。

ボダの掌なんて返すためにある

気がつけば境界性人格障害の元妻との離婚騒動から1年経っていた。

精神的にも経済的にも、どん底状態。
あの辛かった日々さえも美化して良い事だけを思い出して懐かしんだりもしていた。
そんな連休中に飛び込んできた情報が

「(元嫁の名)さんは来年春再婚するらしいよ」

というニュースだった。

 

自分自身は今、複雑性PTSD(C-PTSD)という診断を受け、ギリギリ働けるか否かという低空飛行状態ではあるがなんとか仕事には行っている。

落ちた生産性で、それでも余計に必死に働いて稼いだお金もほぼ借金の返済に消える。
働いて稼いだお金から自分に投資するという事が出来ずに未来が見えずに、この状況から抜け出すプランが見いだせない悪循環。

ブレイクスルーを見出そうとしても、原資となる気力が先ず湧いてこない。

そんな日々を送っていた連休中に共通の友人から飛び込んできたのが元嫁再婚のニュース。大層なお金持ちの御曹司さんらしい。

 それが現実なんだっていう事は元嫁の問題を考えるときに沢山読んだ書籍に書いてあったが、自分が当事者になるとは正直思っていなかった。

 ここまで鮮やかに掌返せるんだ

と感心するばかりである。目が覚める思いだ。
今となってみれば、もっと傷が浅い内に逃げておけば・・・。と思いもするが自分で経験しない事は中々信用出来ない部分もある。

もし、このエントリーを読んでいる人に過去の自分と同じ境遇にいる方がいるのならば、私が言いたい事は唯一つ。
タイムマシンがあったら過去に戻ってあの時の自分にそう言ってやりたいが、それは叶わない願いなので今を生きる皆さんに伝えたい

難しい事は後回し、とにかく何が何でも逃げろ。

この一言に尽きる。あなたが逃げてもどうせボダはしたたかに生き延びる。

良い事もあると感じてはいても、それはボダが機嫌の良いときだけに作り出す現実歪曲空間に於いてだけで、その空間の外には最もまっとうで楽しいことが一杯ある。

それを「勝手な事だ」っていうのはボダの理論で、あなたがいなくてもボダは別の誰かに寄生するだけだし、いまのあなたは空きたら捨てられるオモチャと一緒である。

逃げるのが遅れる程にあなたの傷だけが増える。

一緒に生きる道を否定はしないけど、ただ一度の人生である。
自分の人生を生きて悪いことなんて何もないではないか。 

BPD(境界性人格障害)と薬物治療について

このブログでは自分の体験を通して同じような経験をしている人の参考になればという事で始めたのだが、これ以上役に立ちそうな具体的な体験談を書くには今の自分にはまだ無理そうである。

だからしばらくは筆休めにBPDと診断された場合の薬物療法について、自分の体験を交えて書いていこうと思う。

BPDであろう人が自らあるいは周囲の勧めで精神科医を受診した場合、医療保険上は「境界性人格障害」や「自己愛性人格障害」に適応を持つ薬は無いと思われるが、多彩な症状で本人や周囲が困っているのは事実なので様々な薬が処方されうる。

覚えている範囲で自分のメモも兼ねて列挙してみる。

 

気分安定薬(感情の起伏を抑える)

 リーマスデパケン、ラミクタール、テグレトール

 アレビアチン、カルバマゼピン、ラミクタール等

 毒性が強くな危険な薬も多いが効き目もシャープな印象。

「毒をもって毒を制する」印象がある。

 

抗精神病薬(主に攻撃性・衝動性を緩和するが抑うつ気分への効果も期待?)

 ・非定型抗精神病薬(効果も副作用もマイルド)

  セロクエルリスパダールエビリファイルーラン等 

 ・定型抗精神病薬(効果も高いが副作用も強め。)

  ヒルナミンコントミンセレネース

 

睡眠薬(BPDは不眠を訴える事が多い)

ベンゾジアゼピン系(ロヒプノールハルシオンベンザリン等多数)効果の強さや

 作用時間の長短等で種類が多数ある。アルコールと交差耐性あり服用感も近い部分があり依存性もある。

・非ベンゾジアゼピン系(マイスリーアモバン・ルネスタ等)

 筋弛緩作用等の余計な事をしないのが売りであるはずなのだが

 マイスリーの「小人さん」体験などは有名な所。

 作用機序はベンゾジアゼピンとほぼ共通?

バルビツール酸系睡眠薬

 イソミタールラボナベゲタミン配合錠A、B(合剤)等

 これらは作用は最強であるが毒性も最強で多分あんまり処方されない。

・その他睡眠薬

 ロゼレム(メラトニン受容体に作用し概日リズムを整える?)

   ベルソムラ(オレキシン受容体という今まで攻めてなかった部分を攻める)

 

精神安定剤(効果の長くて弱い睡眠薬の様な物。依存性が高い)

 ジアゼパム、リーゼ、ソラナックスワイパックスデパスレキソタン

 メンタル系のブログに頻出の薬剤。飲み心地が良いから好まれやすい。

 だが、自傷を誘発するという意見も。

 セディールというベンゾジアゼピンではない精神安定剤もあるが、

 効果も微妙なのか余り人気はない。

 上記の「気分安定化薬」とは名前は似ているが別物なので注意。

 

抗うつ剤(BPDの初診時の主訴は抑うつ気分である事が多いそう)

 ・三環系抗うつ薬(効果副作用共に強い、薬価は安い)

  トリプタノールトフラニールアナフラニールノリトレン

  アモキサンアンプリット

 ・四環系抗うつ薬(抗うつ作用より眠気の副作用を期待?)

  ルジオミールテトラミドテシプール

 ・SSRI(副作用・効果とも比較的マイルド。薬価は高め)

  パキシルデプロメールジェイゾロフト、レクサプロ

 ・SNRI(これも特徴はほぼSSRI同様)

  トレドミンサインバルタ、イフェクサー

 ・Nassa(マーケティング的な意味でのネーミングで実際は四環系)

  リフレックス、レメロン(ミルタザピン)

  リファインされたテトラミドだが複雑で多彩な作用機序を持っている。

その他薬剤(攻める医師は使う印象)

 レキップ、ビ・シフロール(パーキンソン病治療薬)

 リリカ(神経障害性疼痛治療薬、海外ではてんかんの適応もあり)

 メマリー(アルツハイマー認知症治療薬。鎮静系・神経保護の作用を期待?)

 漢方薬(抑肝散、酸棗仁湯等)

 チラーヂン(甲状腺疾患治療薬)

 セフトリアキソン、ミノマイシン等の抗生物質

 ユビキノン(コエンザイムQ10、保険上は心不全の薬)

 多分神経学的にとか色々考えて処方されているのであろう。

 

という訳でぶっちぎりで当ブロク一の文字数のエントリとなってしまった。この数年ですっかり薬オタクになってしまった感がある。

自分や身内が処方されていた経験のある薬剤の服用体験記等を上げていく予定である。

 

パーソナリティ障害は良い配偶者に巡りあえば寛解するのか?

更新の間が空いてしまいがちな状態である。

自分自身の辛い気持ちに触れる作業なので正直しんどい部分もあるが、書く事で救われる部分もあるのでこれからもマイペースに更新していく所存。

さて、表題の件である。

BPDに限らずパーソナリティ障害を罹患する患者は良いパートナーに巡りあう事で寛解に向かっていくという話を良く見たり聞いたりする。

実際うまく行けばそうなるのだろうし、何もしなくてもBPDは7年位経てば半数は診断基準を満たさなくなるというデータもあるようではある。

 

自分もそれを期待して結婚までしたが結局自分が持ちこたえられなかった。

 

もし自分のパートナーにBPDらしさを感じていて不安がありつつ結婚なり同棲なり次のステップに進むことを考えているのであれば十分考えて決断したほうが良い。

その不安はサンドバックになって人間関係も財産も職務上の地位も全て失うという形で的中するのかもしれないのだから。

そんな思いをする人が少しでも少なくなる事を祈っている。

3ヶ月ぶりの更新

前回の更新から3ヶ月も空いてしまった。

この間仕事が多忙でブログを更新している時間が取れなかった。

こんな状況だからもうアクセスなんて無いんだろうなと思ってアクセス解析見たら、今でも驚くほどの数の方が来訪してくれていた。

前回も書いていたけれど「薄めた狂気」が蔓延するこの時代、同じような経験をしている人は増えていくと思っている。

仕事も私生活も落ち着いてきた事だし、今度こそ事の一部始終をアップしていけたらと思う。

さて、あれから4ヶ月弱の時間が経った訳であるが、今は余り嫌なことは思い出さない。辛いことの方が多かったはずなのに思い出すのは楽しかった事ばかりで楽しかったあの頃に戻りたいと思い泣きたい事もある。

徹底的な人格攻撃が辛くて泣いた日だって死のうと思った日だってあの頃にはたくさん有ったのにね。

BPDって良い時は一緒にいて居心地が良いものだからね。楽しい時間はあんまり持続はしないものだったけれど、楽しい時はあったのである。

人間って嫌な事は都合よくどんどん忘れていく生き物だという事を痛感している。

仕事が落ち着いて来て冷静に考える時間があるのも今の自分には良くない気がする。

もうエネルギーが枯渇しきっていて前ばかり向こうと思ったら却って良くない状況な気がするので「生きてるだけで丸儲け」精神でしばらく緩く行きたいと思う。

ちなみに自分自身は精神科に通うのを辞めた。眠剤をいきなり辞めたりしたので反跳性不眠とかが出て辛かったりするのだが精神科に通っているという事への偏見の方が辛くなってきたから。

もうこの片田舎では今更通院辞めたからって遅い気はするけれど。

という訳でいつもの様にとりとめのない感じだけれど今日はこの位で。

嵐の後

しばらく更新が出来ないでいたが今現在引っ越しして新しい部屋より更新している。

まだ運んでいない荷物もあり決めなければいけない事などはあるがとりあえず生活できる状態にはなったので、相手は境界性人格障害なのでトラブルはまだあるかもしれないがひとまずこれで一区切りといった所である。

環境が落ち着いたので少しずつ自分の経験した事を整理してアップしていきたい。

自分自身の心の整理をするという目的もあるし、今まさに同じような経験をして苦労している人の参考に少しでもなれれば幸いかなと思う。

自分自身の疾患についてその1

明日は仕事が終わってから新しい部屋の賃貸契約に行く予定である。来週末には鍵が受け取れる。

ある程度仕事も一段落したので今週末からは引っ越しの準備に注力する予定である。

 

このブログは今までの自分の体験談を公開し同じような経験をしている人達の役に立てて欲しいという思いと共に、自分自身が立ち直っていく記録としたいという思いがあるので今回は自身の病歴について触れてみたいと思う。

 

私自身も現在精神科に通う身である。

通院開始は元妻に出会う前10年程前からで当時の診断は「軽い抑うつ状態」。

原因は今思えば自身の未熟さから来る職場への不適合であるが、当時は仕事のストレスで病気になったと回りに触れ回っていた。

職場の上司に様子がおかしいことを指摘されるまでになった自分は職場近くの総合病院の精神神経科を受診した。初診時には確かトレドミンレンドルミンワイパックスあたりを処方されてたと記憶している。まぁ当時として最新の投薬治療であったと思う。

トレドミンは巷では非力と言われるクスリで10年間色々な抗うつ剤を試す事になった自分の実感とも一致するのだが、それでも人生で初めての抗うつ剤で有った事や併用されているワイパックスが上手いこと対人関係のストレスを緩和してくれた事もあり1年間位は調子よく過ごせた。

主観的にも調子が良いと感じていたし受診を進めてくれた職場の上司にも「病院に通うようになってからきちんと仕事をしてくれて助かる。通院を進めた甲斐があった」とまでいってくれた。

この頃に務めていた会社は給与が相当低くあんまり贅沢はできなかったが当時は実家暮らしであったので生活に困るという程ではなかった。

その前に務めていたベンチャー企業が給与は良いが仕事が相当に激務であった事もあり、人生の小休止といった感じといった趣の期間であった。

 

その後自分は転職し実家を出る事になるが、記事が長くなってきたので続きは次回という事で。